「資格を取りたいけど、高校の勉強でも苦手なのに大学・専門学校での勉強についていけるか心配。」「資格取ってもその後どんな仕事をするのかわからないから不安」
このような方も多いのではないでしょうか。
今回は以下のようなことをお伝えして、皆さんの不安を少しでも解消したいと思います。
- 社会福祉士になるためにはどうしたらいいのか、どんな勉強をするのか
- 社会福祉士にはどんな仕事があるのか
社会福祉士になるための道のりと勉強内容について
社会福祉士受験要件
- 4年制大学で福祉系指定科目を修めて卒業する
- 2年制(または3年制)短期大学等で指定科目を修めて卒業し、2年(または1年)以上の相談援助の業務に従事する
- 社会福祉士短期養成施設等(6月以上)で従事する
- 社会福祉士一般養成施設等(1年以上)で従事する
- 相談援助実務で4年以上従事する
などがあります。
詳細は上記の厚生労働省のページで確認できます。
勉強内容について
社会福祉士の資格取得するためには、年1回の筆記試験に合格する必要があります。
筆記試験の内容としては、以下のようなものがあります。
- 人体の構造と機能及び疾病
- 現代社会と福祉
- 社会保障
- 高齢者に対する支援と介護保険制度
- 児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
など、上記を含め19の科目があります。
詳細は下記の厚生労働省のホームページで確認できます。
19の科目と聞いて多いと感じた方も多いと思いますが、日常生活でも聞きなじみのある分野の発展知識も多くあります。身近な知識の専門性を高められるので、資格取得だけでなく将来にわたって役立つ知識を得られます。
社会福祉士の仕事について
社会福祉士の主な仕事は、福祉に関する相談に応じて、助言、指導、福祉サービスを提供するもの又は医師その他の保険医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡および調整その他の援助とされています。
福祉が必要な方と、他の職種につなぐため橋渡しをすることがメインの仕事です。
働く場所
高齢者・障がい者施設、学校、行政、保健所・保健センター、病院などの医療機関など様々です。
働く場所によって、細かな仕事内容や働き方は異なります。
医療職である筆者が、社会福祉士の方にお会いしたことある現場としては、高齢者施設、地域包括支援センター(行政)などがあります。
社会福祉士としてのやりがい
今回は、社会福祉士になるための手段や仕事内容について主にお話ししました。では、資格取得後にどのようなことにやりがいについてお伝えしていきたいと思います。
- お困りごとを抱える相談者の方の生活をサポートする中で、「ありがとう」と感謝の言葉をいただく機会が多い
- 社会福祉士のみのコミュニティではなく、多職種との連携が多いため、様々な経験や気づきを得ることができる
人と人との関わりあいの多い職種となっているので、人との繋がりでやりがいを感じることができる機会が多いです。
おわりに
・社会福祉士の資格を取りたいと思っている方に向けての内容でここまでお伝えしました。資格勉強を控えた中で、今後どのような勉強をするのか、資格を取った後の仕事はどのようなものがあるのかを確認しておくことはとても大切です。ここまで読んでいただいて、自分に向いていると思った方は大学等の受験のモチベーションが高まったことでしょう。しかし、向いていないと思った方もいるでしょう。ですが、今気づけただけでも良かったと思って、別の自分にあったものを見つけられるように勉強を頑張ってください。苦労を乗り越えた先に自分にあった、やりたいことを見つけられるはずです。
皆さんが幸せになり、関わる人をも幸せにできる人生を歩んでいただけることを願っています。